28歳独身社内ニートのブログ

映画やドラマなど、好きなものを紹介します。

13の理由が完結したので、1~3シーズンをざっくりと振り返る。

 

2017年から始まったNetflixオリジナルドラマシリーズ、13の理由

 

アメリカの高校を舞台に

いじめ、自殺、ドラッグ、人種差別、、と暗いテーマと

向き合ったこの作品は、世界中で話題となりました。

セレーナゴメスが製作総指揮をとっていることも注目を浴びた理由の一つですね。

 

 

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自殺、自傷行為と闘う人々を応援する意思表示とされるセミコロンマークも話題に。

 

シーズン1当時は、この作品にまつわるカセットテープが

澁谷で配られたことも話題を呼びました。

 


『13の理由』意見楽曲 / Creepy Nuts

 

2020年6月5日に配信されたシーズン4にて無事完結。

わたしも完走したので、個人的振り返りをしたいと思います。

ここから先、「シーズン1で終わればよかったのに」

という言葉は禁句でいきましょう。

ね、言わない方がいいこともあるから。ね。

 

ただまあ文字打ってたらですね

本当は1記事で全部ブワッて書くつもりだったのが

根っからのまとめ力の無さと

シーズン4の記憶が鮮明故のアンバランスさ

如実に出てしまったので、

シーズン4につきましてはまた後日

各話ごとの感想を別記事で書こうと思います。

ちなみにファイナルシーズンは

  • モンティがホラー素材
  • アレックス爆モテ
  • チャーリーが天使

の3本が主軸です♡

BLやんけって何回思ったことか♡

 

はい、ではシーズン1〜3の振り返りと感想をば。

 

シーズン1:ハンナの自殺には13の理由がある

 

高校生のクレイの元にある日届いた

カセットテープが詰まった箱。

そのテープは、クラスメートであり

クレイが想いを寄せていた、

そして悲しいかな、自殺をしてしまったハンナの

肉声テープでした。

 

じっくり聴いてね

私の人生について話すから

つまり、"私が死んだ理由"

 

このテープを聞き進めることで

「誰がハンナを殺したのか」、

クレイは真実を追い始めます。

 

自分の知らなかったハンナに戸惑いながら

ハンナを苦しめたクラスメイトに怒りを感じながら

そして何より、何もできなかった自分へ苛立ちながら。

 

テープの内容は

・運動部男子生徒からの性的な視線

・恋愛関係が招いた友情の亀裂

・校内で広まったあらぬ噂

などなど、自分の高校生活を振り返ってみた時に

だれもが(当事者でなくとも)心当たりがあるであろう

エピソードから語られていきますが

回を重ねるにつれて、特に#9以降はぐぐんと重みが増していきます。。

 

序盤で語られた同級生との確執。

彼らとわかり合おうとする中で生まれた

自分自身の罪悪感。

両親とのすれ違い。

相談してもろくに取り合ってくれない教員。

 

それらがチリツモとなっていく中で

トドメのように起きてしまった

ブライスからの性的暴行。

 

ハンナの遺言テープを聴きながらさかのぼっていく物語なので

覚悟できていたはずの「ハンナの死」

それでも理由があまりにも重たいです。。

いやこのドラマずっと重たいです。。

 

 

シーズン2:ハンナの死は誰の責任?

シーズン2は「学校 vs 遺族」の裁判が中心です。

 

シーズン1ではハンナ側の視線のみで語られてきましたが

同級生たちの証言から、また別の側面が明かされていきます。

またもハンナがわからなくなるクレイ。

亡霊となったハンナに「ドユコト?」と質問しまくります。

 

なかなかにハンナ側が劣勢なのですが、

お相手のブライスちゃんが

セレブリティでスクールカースト上位でおまけにレイパーという

わかりやすいサイテー野郎ですので

言うてもハンナ側の勝訴ですよね、と思いきや

ブライスちゃん、懲役わずか3か月。

セレブ白人が優遇されるというむごいアメリカ社会の闇を

きちんと正直に見せつけられ、パンピーイエローの私は

非常にいらっっっとしました。

 

 

ただ、

自身もブライスの被害者だ、と証言すれば

ハンナ側が優位になるとわかってはいても

そのカミングアウトが怖くてできないジェシカ。

ジェシカをブライスから守ることができたはずだったのに

ブライスへ逆らうことができず見捨ててしまったジャスティン。

この二人がきちんと過去に向き合う過程については

とても見ごたえがありました。

 

あたぼーながら、ハンナの告別式での

クレイの弔辞もよかったですね。

 

一番怖れているのは君を忘れること

その次に怖いのは前に進めないこと

 

前に進むことを決めたクレイ。

ずっと心に住み着いていたハンナと

この弔辞をもって、きちんとお別れすることができました。

 

みながハンナの死を受け止め、前に進む姿から

これがこのドラマで出せる最良の結末と思っていましたが、

ブライスの死を知り、物語はシーズン3へ進みます。

なんで?

 

 

シーズン3:だれがブライスを殺したのか?

 

こっからハンナは一切登場いたしません。

そして語り部はアニという女の子に変わります。

だれ?

 

当然ながらアニは転校生です。

アニの母がブライス邸の住み込み家政婦のため

アニも一緒にブライスと生活をしています。

 

裁判を終えたあと、

ブライスはリバティ高校から転校したのですが

地位を築けていない環境に身を置き、

やっっっと自分のした罪の重さを知ります。

罪を認めて改心していくブライス

正直まあ私もお母ちゃんと部屋の壁塗ってるシーンはうるっときた。

 

そんな感じだもんで、

アニが見てるブライスはみんなと全然違うんですよね。

なんで彼がこんな目に合ったんだ?と、

疑いの目を持ってリバティの人々と接する。

だから正直、ちょっと、うっとうしいんすよね、アニちゃん。

あと、アニちゃん頭いいから

それがまたちょっと、小賢しく見えてしまう。

 

ともかく、リバティのみんなは

全員にブライスを殺す動機があった。

だれがブライスを殺したのか、なぜ殺したのかについて

保安官からの事情聴取にアニが応えている内容が、

本シーズンの語りです。

 

ただでさえ重たい本作、

シーズン3は人種差別問題も

出てきて輪をかけて暗くなってるし、

あとは終始、アニうっぜーーー

って感じで観ていたんですが、

タイラーとジャスティンが救われた点については

非常にいい物語でした。号泣。

 

モンティにされたことをカミングアウトするタイラーと

それを聞いた後のクレイのやりとりはシーズン3のマイベストシーン。

 

「抱きしめたい気分なんだけど、

もし君が嫌じゃなかったら

抱きしめてもいいかな?」

と言葉を選びながら伝えたクレイ。

ここのシーンは本当に、

クレイの人となりというか、

なんだかんだで皆んなが頼りにしてきた理由が

表現されてきたと思います。

 

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結果、タイラーへの暴行容疑で逮捕されたモンティが

そのままブライスの殺人も被ることに。

 

語り部ベースだったアニの話が

ここでやっと繋がってきます。

その秘密を全員で背負っていくと誓い合って終わり。

かと思いきや収監されていたモンティが殺害されます。

なんでよ??

 

そもそもみんな、モンティのことは嫌なんだけど

まあそれなりにまじでくそったれなブライスの取り巻きだったので。

でもまさか死ぬとは思っておらず動揺する彼ら。

 

そしてモンティの死に怒りを覚える人物が1人。

ブライスの転校先の高校生、ウィンストン。

彼はモンティと恋仲です。

そう、さらっというけどモンティはゲイでした。

 

ブライスが殺された夜、モンティは

ウィンストンと一緒に過ごしていたんです。

 

モンティが殺したのではないと、

真っ先に気づいたウィンストン。

彼の仇をとるためにも、本当の犯人を暴こうと動きます。

 

See You Next Season...

 

 

シーズン4:どう収集つけるんだ制作さんよ

 

正直、話題性あるから惰性で続いてるな〜

とは思うんですよ。

でもまあやっぱり、

それなりにリアルな議題だから

観るじゃないですか。

 

楽しみにしてるから、

なるだけハッピーエンドにしてくれよな

って気持ちでファイナルシーズンを見始めました。

 

結果は、ね。。

うん。。

 

また書こうと思います。。。